2014年01月06日

ちなみに

 十二月も足早に通り過ぎ、はや正月。正月になっても、やはり冬は時間の流れが早い。巷ではもうUターンラッシュである。ところが、そのUターンラッシュも、昨日はラッシュどころの騒ぎではなかったらしい。東海道新幹線が運行できずに大混乱になった。そもそもの原因は有楽町駅付近で起こった火災なのであるが、折しも空気はカラッカラ、その火炎が中々鎮火せず減肥中醫診所、在来線と並行する新幹線の高架橋にまで迫る勢いであったというから、この時期の火事は恐ろしい。のんびりと年末年始を故郷で迎えた乗客には新年早々酷な話である。運行したくとも運行できないJR東海もまた気の毒である。2時間以上遅れた乗客には特急券を払い戻さなければならないと言うから、書き入れ時を迎えたJR東海にとっても甚だ迷惑な話である。

 東京を混乱させるほどの迷惑な火事と言えば、どうしても語っておきたいことがある。井原西鶴著『好色五人女』に描かれる『八百屋お七』の物語である。1682年、江戸を襲った大火で逃げ出したお七が、避難先の寺で吉三郎という若者に出会い恋をする物語である。この話は実録に基づいている。その時、お七は十六歳。思春期の恋は瞬く間に燃え上がる。子供から大人へ、心身共に激変していくこの年頃のエロスは狂気となって爆発する。「火事になればまた逢える」やがて離れ離れになったお七は不育科醫生
牛欄牌回收、吉三郎に逢いたい一念で町に火を放つ。しかし、お七は捕らえられ鈴ヶ森で処刑される。恋に狂ったお七が自ら櫓に登り、半鐘を鳴らす姿は歌舞伎や浮世絵の名場面として今日まで語り継がれている。

 なぜ、ことさらこの話を持ち出したかというと、この話が午年と大いに関係があるからである。時に今年は午年である。元日のニュースによれば、午年生まれは十二支の中で最も人口が少ないそうである。その理由は1966年が「丙午(ひのえうま)」であったために多くの家庭で出産を控えた為と言うから興味深い。「丙午」に出産を控える理由は、十干のひとつ「丙(ひのえ)」が陰陽五行では「陽の火」であり、十二支の「午」も五行では「火」となるからである。つまり相性の悪い「火」と「火」が重なる年である為に、この年に生まれた女子は気性が荒く災いを招くのだそうである。しかし腑に落ちない。なぜ女子だけが悪者にされるのであろう。一体いつ頃からこんな迷信が伝えられるようになったのであろう。調べてみれば、なんと、あの有名な『八百屋お七』が「丙午」の生まれであったことから不育科醫生
牛欄牌回收、この説が江戸中期以降に広まったというから驚きである。

 ちなみに、今年は午年でも「甲午(きのえうま)」である。「甲」は陰陽五行説では「陽の木」であり「午」とは相性がいいらしい。次に「丙午」になるのは2026年のことである。


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Posted by hetinese at 16:25│Comments(0)健康
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