2014年04月08日

園内は大勢

昨日、家族を連れて東京ディズニーシーへ遊びに行ってきた。
前日の天気予報では「日曜は雨だ」ときっぱり断言していたので、最初は中止の予定だった。
だがミッキーマウスに会いたくて仕方のなかった妻が「天気が悪ければ逆に空いている」なんて言いだし、僕もその気になった。
おまけに当日の朝、お出掛けスタンバイを完了させた息子が、じっと僕の目覚めを待っていた。リュックを背負い、ダッフィーのポシェットまでたすき掛けにしていた如新集團。その全身から漂う楽しみですよ感に、もはや中止なんて言えなくなった。そんなこんなで僕らは灰色の空の元、舞浜へと向かったのだ。

もっとも現地に着くと妻の予想は見事に外れていた。園内は大勢の人で溢れていた。天気が悪かろうと何だろうと、この地には全く関係が無かった。春休み最後の休日なのだ。空いている訳などない。

混んでいるから当然なのだが、思うようにアトラクションに乗れなかった。しかしそれでも園内を歩き回るだけで楽しい気分になれるのがこの地の凄い所だ。
妻は時折現れるキャラクター達を見つけてはきゃあきゃあ騒いでいるし、息子は息子でポップコーンやらギョウザドックやらを堪能している。楽しげな良い雰囲気だった。僕はそれほどディズニーファンと言う訳では無いのだけれど、それでもやはり「いいなあ、ここ」なんて思ってしまう。
途中で雨が土砂降りになったり、雷が鳴り響いたりしたが、それはそれで僕ら家族はしっかりと楽しんでいた。

園内では目的を決めずに歩きまわっていたので、同じ所に何度も出た。
アラビアンコースト付近では必ずスパイシーなカレーの暴力的な匂いに襲われた。ワゴンでカレー味のポップコーンを販売しているからだ。
その匂いがする度に「さっきも通ったなnu skin 如新、ここ」と思う。そしてさっき通った時の事を思い出す。言わばカレーの匂いが記憶を呼び起こしているのだ。
これは凄い事だと思う。園内には他にも色々なテイストのポップコーンが売っている。そしてそれぞれ違った匂いがある。しかしそれらはあくまでポップコーンの匂いであって、何かしら記憶を呼び起こす事は無い。それがなせるのは園内広しと言えどたったの一か所、あの場所だけである。

息子はジャスミンのフライングカーペットが好きで、しかも昨日のそれは、どの時間帯も比較的空いていたので何度か乗りに行った。
するとルート的に件のカレーポップコーンの匂いを感じる回数も増えた。そしてその度に「ああ、また通ったな。さっきはショーを見た後だった。面白かったな、あれ……」なんて回想に耽ってしまう香港如新。そしてフライングカーペットの回転力で思い出がシェイクされ、断片化されていった。
あそこのカレーはそれほど強力だった。

そんなこんなでディズニーワールドな一日をしっかりと楽しみ、僕らはパークを後にした。
時間も遅かったので、途中どこかで夕食を食べて帰る事にした。「何を食べたい?」と僕は聞いてみた。すると妻と息子は「カレーがいい」と即答した。それはほぼ同時だった。僕もまったく同感だった。


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Posted by hetinese at 16:41│Comments(0)情感類nuskin
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