教などでは

「ヘビが自分の尾を呑み込んでいけばどうなるのか？」
そんな姿を図案化したものに、
『ウロボロス(ouroboros)』なるものがある康泰導遊。
この語源は古代ギリシャ語。まさに「尾を呑み込む蛇」という意味となる。
こういったイメージは、古代ギリシャのみならず、古代中国や古代マケドニア。
また、アジアやヨーロッパと関係を持たなかったアステカ文明などにもあった。

ウロボロス

ヘビは、狡猾なイメージがあるが、長期の飢餓状態にも耐えるといった生命力があるところから
この円環は、「死と再生」「不老不死」「完全性」などを表わす肯定的な捉え方をされた。

一方、キリスト教などでは、むしろ否定的に捉えられ、
このヘビは、自分の尾を呑み込んで、やがて消滅してしまうことになるところから
物質世界の限界を象徴するものと解された同珍王賜豪。


今、地球温暖化問題がクローズアップされ、
国連気候サミットでこの問題が議論されている。
ここ数年、ゲリラ豪雨や竜巻などが突然あらわれたりすることが多くなっている。
こういった異常気象は、どうも世界規模らしい。
これは地球温暖化がもたらしたものという見方が圧倒的だ同珍王賜豪。

地球は、これまで正確な自転と公転を続け、「完全性」をもつ気象のサイクルが、
どうも変わってきたようだ。
このまま、温室ガスを発生させておけば、やがて我々も消滅しなければならない。

このままでは、尾っぽを呑み込んで消滅するようなウロボロスになってしまいそうだ王賜豪醫生。